No.5 授業過程と評価

授業を構想する際に重要な条件として、構想した授業過程や学習活動が、目の前の学習者の能力や興味等に可能な限りフィットしたものになっているか、という観点がある。 この視点を重視して学習を構想しようとするならば、授業過程の適切なポイント、ポイント…

No.4 主体的な学習

学習効果が最も出る学習のあり方とは、学習者本人が主体的に学ぶことである。 この点は誰しもがよく知っていることだが、学校で学ぶ内容の多くが学習者にとって主体性を発揮して学ぼうとする対象とは言い難い。故に教師は、自分が教えたい内容や教えなければ…

No.3 習熟度別クラス

中学生の時、毎週テストをして、その結果でクラスを変更した経験がある。ああこれが習熟度別クラス編成の極みか、と最近思う。毎週変わるというのもどうだかと思うんだけど、それくらい当時は受験戦争が激しかったんだな。 習熟度別クラス編成も、当時は選抜…

No.2 学習の個別化

子ども一人一人に適した学習がある、とするならば、現在行われている集団での授業は、どこまでも効率を追求したものであるといえる。教師一人が示しうる学習方法は、せいぜい一つか二つであるとするならば、それに適応できる子どもの数も当然限られてくる。 …

No.1 「陶冶」と「訓育」

学習者と教師との関係を「教授=学習」過程として捉えることは、授業の中で進められている活動の二つの側面を等価に捉えることを意味している。 教授過程は、「教える教師」と「教えられる学習者」の関係であり、学習過程は、「主体的に学ぶ学習者」と「サポ…